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Aug 11, 2023

韓国と台湾はチップ需要を受けて5月に海外からの巨額の流入を抱える

[6月7日 ロイター] - 人工知能(AI)への関心の高まりと、それに伴う同地域のハードウェア輸出企業の株式への需要により、5月中に韓国と台湾の株式に巨額の海外投資が流入した。

韓国、台湾、インド、インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナムの証券取引所のデータによると、外国人は5月に117億4000万ドル相当の地域株式を純購入しており、これは2022年11月以来の最大額となる。

具体的には、台湾株に44億ドルの大量流入があり、続いて韓国株が31億ドルとなった。 両市場は先月、域内の総流入額の約64%を占めた。

昨年発売された ChatGPT の台頭は AI の熱狂を促進し、チップメーカー株の世界的な上昇を引き起こしました。

同氏は、「AI需要をめぐる楽観的な見方から半導体株を狙うのが投資家にとって重要なテーマとなっており、韓国と台湾の同産業へのエクスポージャーが著しく高いことが、他の地域に比べて純流入額が大きい原因となっている可能性がある」と述べた。 Yeap Jung Rong、IG市場ストラテジスト。

一方、外国人は3月四半期の力強い経済成長に後押しされ、2022年8月以来最大の月間購入額となる53億ドル相当のインド株を純額で確保した。

BNPパリバのアジア太平洋株式調査責任者、マニシ・ライショードゥリ氏は「GDP成長率は大きなポジティブサプライズであり、銀行信用の伸びとGST徴収の堅調さは企業の堅調な成長見通しを裏付けているとわれわれは考えている」と述べた。

一方、タイ株、ベトナム株、フィリピン株は先月、それぞれ9億9500万ドル、1億3400万ドル、8100万ドルの流出に直面した。

2022年の大幅な下落とは対照的に、外国人投資家は今年、インフレ圧力に対抗するために米連邦準備理事会(FRB)がそれほど積極的ではない金融引き締め策を採用するとの期待に支えられ、アジア株を買い越している。

一連の経済指標や先週のFRB当局者のハト派的な発言を受けて、FRBが6月13~14日の会合で利上げを控える可能性が高いとの見方が強まった。

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